前職を活かした支援で
利用者さまの心に寄り添う
  • 介護リーダー/介護士
  • 水谷 沙央里 Saori Mizutani
  • 2016年入職(中途/うさぎの里・介護リーダー)
入職のきっかけは?コウダイケアサービスのどのような点に惹かれましたか?
前職はエステティシャン。お客さまの美をサポートする中で、高齢者向けのお化粧教室やハンドマッサージのイベントで老人ホームやデイサービスを訪れる機会が増え、介護に興味をもつようになりました。
利用者さまと直接ふれあい、施術を通じて笑顔になっていただくことに幸せを感じ、「人と接する喜び」をより深く追求できる介護職への転職を決意。
利用者さまが安心し、笑顔で過ごせるようサポートすることに全力を尽くしたいという強い思いが、私をこの場所へと導いてくれました。
福祉業界は未経験。不安はなかったですか?
介護職への転職を考えた際、体力的な不安は正直ありました。しかし、エステティシャンとしてお客さまと真摯に向き合ってきた経験は、介護の現場でこそ活かせると感じています。前職で培った傾聴力やコミュニケーションスキルは、利用者さま一人ひとりの声に耳を傾け、心に寄り添う上で大きな強みになっています。
現在の仕事内容を教えてください。
介護リーダーとして多岐にわたる業務を担当しています。日々の介護業務に加え、スタッフの指導育成やケアの質の向上に努め、多職種と連携しながらチーム全体を支える役割を担っています。

また、利用者さまとご家族、スタッフもいっしょに楽しめるようなイベントやレクリエーションの企画にも力を入れています。イベントでは、参加している利用者さまとご家族にハンドセラピーをさせていただき、心身ともに癒される時間を提供しています。普段離れて暮らす利用者さまとご家族が楽しそうに交流している姿を見ると、私自身も自然と笑顔になります。
お仕事の中で嬉しかったことや、やりがいを感じたエピソードはありますか?
介護職として働く中で、もっともやりがいを感じるのは、やはり「ありがとう」の言葉をいただけるときです。ある利用者さまから「あなたがフロアにいると、みんなが安心しているのが分かる」と言っていただいた時は、本当に胸が熱くなりました。
私たちは、利用者さまの日々の回復を間近で見守り、その喜びを分かち合うことができます。また、ご家族から感謝の言葉をいただく機会も多く、「自分が必要とされている」と実感できる瞬間にあふれています。こうした一つひとつの経験が、私にとっての原動力になっています。
反対に、大変だと感じたことや苦労した経験はありますか?また、そんな時はどのようにして乗り換えたり解決したりしていますか?
介護の仕事では、利用者さまが元気になっていく姿を見る喜びがある一方で、看取りの介護に直面することもあります。これは非常に辛い経験ですが、同時に「命に寄り添う仕事」の本当の意味を深く感じる時間でもあり、人の死生観について深く考えるきっかけにもなります。
このような辛い気持ちは一人で抱え込まず、スタッフ間で積極的に気持ちを共有し、心の整理をするようにしています。
お仕事をする上で、心掛けていることや大切にしていることを教えてください。
私たちの仕事において、チームワークはもっとも大切な要素の一つです。そのため、日頃からスタッフ同士で積極的に声を掛け合い、情報共有を密にしながら業務を進めることを心掛けています。一人では解決が難しい課題も、チームで協力することで乗り越えられます。

利用者さまと接する際は、いつも笑顔と明るい雰囲気を大切にしています。私たちが生き生きと働いていることで、利用者さまも安心して穏やかに過ごしてもらえると信じているからです。日々のコミュニケーションを通じて、利用者さまの笑顔を引き出すことが、私の仕事の大きな喜びでありモットーです。
今後はどのような職員を目指したいですか?
介護の現場は奥深く、学ぶべきことが尽きません。向上心をもって日々の業務に取り組み、知識と経験を積み重ねています。
これらの経験を活かし、将来的にはケアマネジャーの資格取得を目標にしています。
利用者さまやご家族の多様なニーズにより包括的な視点から応えられるよう、これからも自身の成長に努めていきます。

1日の流れ

07:00

出勤・起床介助・バイタル測定

「眠りSCAN」を使って利用者さまの夜間の睡眠状況をチェック。見守り支援システムを活用することで、職員の負担を軽減しています。併せて本日の予定も確認します。
夜勤職員からの申し送りを受け、起床介助とバイタル測定を行います。

08:00

朝食・排泄・入浴介助

朝食を配膳し、必要な方には食事のお手伝いをします。状況を見ながら排泄や入浴の介助も必要なので、スムーズに行えるよう抜群のチームワークで臨みます。

12:00

昼休み

交代で休憩をとります。みんなで話しながら、和気あいあいのランチタイム。

13:00

臥床介助・清掃

遅番職員とともに臥床介助。その後はフロアを掃除したり洗濯物を干したり。

14:00

リハビリ体操・おやつ・レクリエーション

利用者さまをフロアに集めてリハビリ体操を実施します。続けておやつタイム。利用者さまが楽しみにしている時間なので、楽しく過ごしてもらえるようにおやつの種類などを工夫しています。その後のレクリエーションには職員も参加して賑やかな時間になります。

16:00

申し送り

本日の報告事項をまとめ、夜勤者に申し送りを行ったら本日の業務は終了です。